よく寝起きにふくらはぎが痛いことがあります。これには、様々な原因が考えられますが、主に冷えが原因で起こることが多いです。
ここでは、ふくらはぎが寝起きに痛い時の対処法や治し方をご紹介します。
寝起きにふくらはぎがつる原因について
就寝中にふくらはぎがつる時は、眠りが浅くなった時間帯や寝起きにつることが多いですよね。そして一度ふくらはぎがつるとなかなか治すことが出来ず、足の先や足の指などにつりが伝染することもあります。それでは、ふくらはぎがつる原因には何があるのでしょうか。
ふくらはぎをつる大きな原因としても冷え性が大きく関わっているようです。冬の時期に冷え性によりこむら返りが起こることはもちろん、夏場の暑い時期にエアコンをかけた状態のまま身体が冷えることのよってもこむら返りは起こるのです。
ふくらはぎが寝起きに痛い原因とは?
ふくらはぎは、新鮮な血液を心臓から足先へ、そして汚れた血液を足先から心臓へ押し戻すポンプの役割をしています。筋肉が少なくて表面積が広いので、血液を冷やしやすくて、冷えると収縮して血流量が少なくなります。
血流量が少なくなり血液やリンパ液の循環が弱くなると、老廃物や水分が堪り、筋肉や神経を圧迫して痛みを感じます。とくに、ふくらはぎは心臓のように自動で働いているわけではなくて、足の筋肉を使うことで体液を流すので、睡眠中はかなり働きが弱くなります。
更に、冷えがあると自律神経が乱れて、交感神経が緊張するので、冷えだけでなく痛みも強く感じます。 冷えが原因の症状は、身体に様々なものが出てきますが、ふくらはぎの痛みもこれがもとで起こるので、冷えへの対処をしていきましょう。続きでご紹介します!
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靴下は冷え対策にはならないの?
女性に多い冷え性ですが、特に手先や足先などが冷える末端冷え性は、睡眠を妨げたり普段の生活を送るときにも非常に困難を感じます。そんな冷え性の対策として、靴下を履いて日中を過ごすことはもちろん、就寝時に足が冷えて寝付きが悪くなることを抑えるために靴下を履いて寝る方も多いと思います。
靴下の効果で足は次第に温かくなり 眠りにつきやすいのですが、冷え性対策として靴下を履くことは逆効果だとも言われています。なぜ靴下を履くことは冷え性には良くないのでしょうか。
眠りにつくときは、今まで活発に動いていた心臓が睡眠に向かって静かに動きます。それに伴い体内の血液の循環や血液量も少なくなります。そのため足先や手足などの末端まで血液が送られにくくなることは当たり前のことです。寝る準備が出来始めていることに比例して、手先や足先は冷えていくのです。
このように眠りにつくために身体が静かになると同時に体内の血液の循環も静かになっていくことに対し、靴下を履くなどして足先を温めてしまうと、眠るためだけに必要な血液量を上回る熱が放出されるだけではなく、靴下を履いていることにより、熱の発散場所もショットダウンしてしまうことで体温調節が正常に働かなくなってしまいます。
また、靴下を履くことにより、どんなに心地の良い靴下でも足先の血管が締め付けられるため、足は圧迫感を感じます。足先が汗をかき、冷えたことにより靴下が水分を吸い取り逆に靴下を伝って、足先から身体全体の体温を奪いかねません。
このような流れが、「冷え性の方が靴下を履いて就寝すると冷え性が悪化する」という所以です。
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ふくらはぎの痛みの対処法や治し方は?
就寝中にふくらはぎが痛くなると、出来ればそのまま眠りにつきたいと感じる反面、とても眠りにつくことが出来ない状態になります。対処法や応急処置にはどのようなものがあるのでしょうか?
こむら返りがなぜ起こるかは、筋肉の痙攣が関係しています。そして足がつった身体の部位をよくもみほぐすことが一番です。急激な痛みにビックリし、つった足を一生懸命伸ばそうとしますが筋肉を緩和させるためにも落ち着いてゆっくりと足を伸ばしましょう。
また、その日の疲れはその日のうちに解消することです。寝る時には、なるべく負担をかけないようにして、足元に枕を敷いたりして、心臓よりも足を高くして血流が流れやすくして寝ると効果的です。
日常生活において口にする飲み物を温かいものや常温にするだけで効果が現れます。動いた後などには特に冷たいものが飲みたくなると思いますがなるべく普段からホット飲料を飲む癖を付けることをオススメします。それだけで冷え性はおろかむくみの解消にもつながります。
食べ物による冷え性対策としては、根菜類を摂取することが重要です。かぼちゃや大根・ハス等は特に冷え性に効果があるようです。
更に、手先で足を温めながら血液の循環を促すように足の下から上へとストレッチを行うことも効果が発揮しやすいです。1時間ごとにマッサージをしたり、軽い屈伸運動をするのも効果的な対処法ですよ。ぜひやってみてくださいね!
⇒ 屈伸運動のやり方【動画】